今週のサブタイトルは「君 死にたもうこと勿れ」。与謝野晶子の反戦の詩のタイトルと同じですね。でも今週の内容にこの詩はあんまり関係ないどころか、「刃をにぎらせて、破面の顔面を刺せとおしえしや」と、つい替え歌にしてしまうそうなくらい、内容としては矛盾してた気がします。海燕も「一人で死ぬな」と言っただけだし。まあ、今回のルキアについて「君 死にたもうことなかれ」なら、それなりに納得はできますけどね。
タイトルは今ひとつシックリ来てない気もするけど、今週の話の内容は良かったです。先週は「さようなら海燕殿」と、もう諦めたような態度のルキアでしたが、海燕の言葉を思い出して復活。そして「お前は海燕殿ではない」とでも言うように、アーロニーロ海燕の顔面を刺して終わり・・・という。
もちろん「ルキアが十刃を倒す」というのは疑問が残ります。元ギリアンとはいえ、藍染様ご自慢の十刃であるアーロニーロ。ギリアンですら「王属特務の管轄」と言っていたルキアが、ギリアンが破面化したアーロニーロを倒す!?
だいたいアーロニーロが油断しまくりで顔面を刺されることも、鋼皮にサックリ刀が貫通することもショボすぎるんですが、まぁそういう部分を突っ込んでもしょうがないかな。アーロニーロに食われた三万三千六百五十の虚の肉団子は、結局何の意味もなかったんですね。ただアーロニーロの食いしん坊っぷりをアピールしてただけでした。
先週の最後のコマ、海燕の後姿は、回想へと繋がっていました。
西流魂街三地区北端の鯉伏山(こいふしやま)での、ルキアと海燕の修行。笑顔で草原を駆け抜けていくルキアが、えらく青春してます。しかも普通に可愛い。海燕も既婚者でありながら、若いおなごを人けの無い森に連れ込むとは・・・なかなかやりますね。
で、今週判明したのは、海燕のそのナチュラルボーンもて男っぷり。海燕の仕草や台詞、その雰囲気すべてが、男前過ぎる。これは男女問わず「好かれる」というよりも、「惚れられる」キャラですね。いや、惚れた惚れた。
「私は何の為に十三隊に居るのでしょうか?」
「戦って守るためだろ!」
「守るって・・・何をですか?」
「あっちゃこっちゃの色んなモンだよ!」
と、おにぎりを食らいながらのアホな会話をしていたかと思えば、その後マジ顔でビシッと決める海燕。ルキアは「え~~~・・・くさっ」と突っ込んでますが、いや、全然くさくないだろうよ!
海燕によれば、浮竹の言う「命を守る為の戦い」も「誇りを守る為の戦い」も、守るものは同じ「心」。そしてその心は他者と触れ合う時、その間に生まれるもの。体は心の中にはない、というこの解釈は、なかなか素敵です。
「心は此処に置いて行ける」
という海燕の最期の台詞。これにはちゃんと意味があったんですね。
「心は仲間にあずけていくんだ」
この鯉伏山での会話、ルキアはやっと思い出したようで。海燕に心を預けられたのに、今の今まで気が付いてなかったルキア・・・遅いよ!
あと死神の死後の事も言及されてました。
「俺たちの体は魂魄そのものだ。死ねばいずれ体は塵となり尸魂界を容る霊子になる」
流魂街の住人は時が来れば再び現世へと転生するけれど、死神はそれが無い・・・ということかと思ったんですが、魂魄のまま死ねば・・・とも読めますね。実際死神が転生するという描写も無いし、死神は転生しないのかも?でも海燕の場合、このままでは死後は尸魂界じゃなくて虚圏を容る霊子になりそうなのですが・・・。
「参の舞 白刀(しらふね)」
参の舞白刀は、折れた斬魄刀の再形成なんでしょうか。それともより強い冷気で斬魄刀を強化することなんでしょうか。とにかく参の舞白刀は、破面の鋼皮をも貫く威力というのは間違いない!



